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中学受験で英検が優遇される東京の中学校一覧と活用方法【2025年度版】

2025/08/25

ISEブログ

「せっかく英検を取得したのに、それが中学受験でどれだけ有利になるのか分からない…」「東京都内で英検を評価してくれる中学校ってどこ?」

そう思う方もいるのではないでしょうか。

東京都内には、英検の取得級に応じて入試で加点されたり、英語試験が免除されたりする“英検優遇制度”を導入している中学校が多数存在します。

英検の活用方法を知っておくことで、志望校選びや受験戦略に大きな差がつきます。

本記事では、中学受験において英検がどのように評価・優遇されるのかをわかりやすく解説します。

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東京都内の中学受験で英検は優遇される?

東京都内の一部の私立・国立中学校では、英検取得者に対して入試の加点や英語試験の免除など、明確な優遇措置を取り入れている学校もあります。

とくに準2級以上を取得していると、出願条件を満たしたり、試験の一部が免除されたりと、実質的な合格率に影響を及ぼすケースも見られます。

ただし、すべての学校が英検を優遇しているわけではなく、優遇の内容も学校ごとに異なる点に注意が必要です。

英検取得が有利に働く可能性はありますが、それが合格を保証するわけではないことも理解しておく必要があるでしょう。

英検優遇を導入している東京都内の中学校一覧【2025年度版】

東京都内には、英検を活用した優遇制度を導入している中学校が多数存在します。代表的な中学校を以下の表にまとめました。

中学校名優遇内容対象級・詳細
佼成学園中学校受験資格英検4級以上
聖学院中学校受験資格英語特別入試に3級以上取得者が受験資格
桜丘中学校受験資格英検4級以上取得者は保証点に換算され、取得級に応じた点数が考慮される
八王子実践中学校受験資格・試験免除英検3級以上。日本語と英語の面接。
日本学園中学校加点英検取得級により加点あり
郁文館中学校加点・試験免除英検3級以上で優遇措置あり。試験が英語と日本語面接のみ。
実践女子学園中学校試験免除合否判定時に英検取得級に応じて加点。
麹町学園女子中学校加点・試験免除英検3級以上で100点、4級で80点。
中村中学校加点・試験免除5級は70点、4級は80点、3級は90点、準2級以上は100点に見なし得点化
江戸川女子中学校加点・試験免除「外部団体の学力データによる得点優遇」を申請が条件となるが、英検取得級に応じて加点可能

東京都内の中学受験に伴い英検優遇校を選ぶときの注意点

英検優遇校を志望校に含める際には、その制度の仕組みや目的を十分に理解した上で、他の要素とあわせて判断することが重要です。

英検優遇があっても合格が確約されるわけではない

英検に基づく優遇措置が設けられている学校であっても、それはあくまで一部の選考要素に過ぎず、英検を持っているからといって合格が約束されるものではありません。

たとえば、加点制度を導入している学校では、英検取得により数点の加点がされるにとどまる場合もあり、それだけで合否が大きく変わるとは限らないのです。

また、英検によって英語の筆記試験が免除されたとしても、他教科の試験で基準点に達しなければ不合格になることもあります。

そのため、英検はあくまでプラスαの材料ととらえ、主要科目の学力強化を優先することが中学受験においては必要です。

英検を過信して受験対策をおろそかにすると、本末転倒になってしまうリスクがあります。

優遇内容や条件は学校ごとに大きく異なる

英検優遇制度の実施内容は、学校ごとにまったく異なります。

ある学校では「3級以上取得で英語試験免除」とされている一方で、別の学校では「準2級以上で5点の加点」といったように、優遇の内容も対象級もさまざまです。

さらに、制度の適用対象も「帰国生入試のみに限る」「国際コース限定」といった限定条件が設けられていることもあります。

これらの情報は、学校の公式サイトや募集要項に記載されていますが、年度ごとに変更される可能性も高いため、常に最新情報を確認することが欠かせません。

受験直前になって「実は対象外だった」とならないよう、事前に説明会や個別相談などで詳細を確認しておくと安心です。

英検優遇がある=英語教育が充実しているとは限らない

英検優遇制度があるからといって、その学校が英語教育に力を入れているとは限りません。

優遇制度は、あくまで入試の一部として導入されているだけで、入学後の英語教育の内容や進度とは必ずしも連動していないのが現実です。

実際に入学してからは、一般的な英語カリキュラムに沿った授業が行われる学校も多く、せっかく高い英語力を持っていても活かしきれないというケースもあります。

逆に、英検優遇制度を設けていなくても、英語教育において先進的なプログラムを導入している学校も存在します。

そのため、志望校選びの際には「英検優遇の有無」だけでなく、「実際の英語教育の中身」も必ずチェックするようにしましょう。

英検優遇がない学校でも英語力がアピールになるケースとは?

英検の優遇制度が導入されていない学校でも、子どもの英語力が間接的に評価されるケースは存在します。ここではその代表的なパターンを紹介します。

面接や作文で英語学習の姿勢を評価されることがある

英検優遇制度がない学校であっても、面接や作文といった人物評価の場面で、英語学習に真剣に取り組んできた姿勢が高く評価されることがあります。

たとえば、「小学生のうちに◯級まで取得するために毎日何をしてきたか」「英語を通じてどのような学びを得たか」など、英語学習の過程そのものが努力や継続力の証明になるのです。

とくに、人物重視型の入試を行っている中学校では、学力だけでなく、そうした学習姿勢が志望動機や将来の展望と結びついて語れるかどうかが重視されます。

英語の成績そのものよりも、「なぜ学んできたか、何を得たのか」を明確に表現できることが、合否に影響を与えることもあります。

帰国生・国際生向けの特別枠で有利に働く場合がある

一般入試ではなく、「帰国生枠」や「国際生枠」を設けている中学校では、英検の級や英語の学習歴が受験資格や評価対象となることがあります。

とくに、海外在住経験がなくても、インターナショナルスクール出身や高度な英語力を持つ児童が、国際枠での出願を検討できるケースも増えています。

こうした枠では、英語のスピーキングやライティングの能力が求められる場合もあり、英検の面接対策を通じて培ったスキルが大いに活かされます。

また、英語での面接や出願書類の提出を求められる学校もあるため、日頃から英語で考える・伝える力を育ててきた子どもには有利に働く可能性があります。

まとめ

中学受験において英検が優遇されるかどうかは、学校ごとに方針や制度が異なります。東京都内では一定の英検級に対して明確な加点や免除を行う学校も多く存在します。

しかし、英検優遇があるからといって合格が保証されるわけではありません。他教科の学力や人物評価も大きく関係してきます。

また、英検優遇のない学校でも、英語力を通じて学習意欲や思考力を評価される場面は十分にあります。英検は単なる試験ではなく、子どもが積み重ねてきた学習の証です。

それをどう活かすかは、志望校選びや受験対策の中でしっかりと見極めていく必要があるでしょう。

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